先祖調査に役立つ本

調査方法・実例

 

家紋

よほど珍しい家紋ならともかく、家紋は分家した時に別の紋にするとか、上司・部下間で譲渡し合うとか、何かの記念あるいは政治的理由で変更したりということがありますので、例えば下がり藤だから本姓は藤原氏だとは限りません(元々は藤原氏だったとしても、他姓からの婿養子があれば、その婿養子以降は婿養子の本姓になります)。

ただ、自家と同姓・同家紋が多く分布している地域がある場合は、自家もその一族である可能性が高いので、当該地域を調査することで先祖発見に至る可能性は高まります。

 

名字

家紋と同様、よほど珍しい名字ならともかく、名字だけで家系がわかるということはありません。

ご自分の名字と掲載されている名字が同じだからといって早計な判断はなさらぬよう。

とはいえ、指標は必要です。遡っていく調査(時間の流れの下流から上流へ)に行き詰まったときに、発祥から探していく(上流から下流へ)ことも重要な調査手段です。列挙された中から当たりを付けて調査を行うために把握します。

姓氏家系大辞典や角川日本歴史人物大辞典などが最も詳しく、多数の名字の発祥が羅列されています。
姓氏家系大辞典は、おそらく先祖調査にご興味を持たれた方には説明不要の超基本図書です。字が小さいので見づらいですが、国会図書館デジタルコレクションでも公開されていますし(→上巻)、市町村立図書館でもたいていは蔵書があると思います。
角川日本歴史人物大事典もご存じの方が大多数かと思いますが、各県内の多数の名字のルーツや著名な人物の紹介、家紋集、有力家系の系図が詳しく掲載されています。ただし、1000円~2000円で買える名字本よりはずっと詳しいですが、県内すべての名字を網羅しているわけではないので、載っていないこともあります。また、すべての都道府県について刊行されているわけではありません。