当センターは、家族史・人物事典の編纂と、系図情報データベースの作成、当社所有古文書データの販売を行っております。
家族史・人物事典の編纂についての基本方針
当センターの基本方針は以下の5つです。
家名・先祖平等主義
先祖というと今ご自分が称している苗字(名字)の家系にしか興味がない/苗字が違えば先祖ですらないと思っている人もいるようですが、当センターでは自然血族主義であり、血のつながっている直系尊属は全員平等に扱います。自分が子孫に「苗字が違うからどうでもいい」と言われたら悲しいですよね。逆に、先祖の兄弟姉妹及びその子孫である傍系や、養親等の非自然血族については、編纂の際の背景情報とする以外には特に重視しません。
男女平等主義
じつは現代だけでなく鎌倉時代後期までは男女平等で、惣領制(分割相続制)でした。分割相続制は、資産が増えない限りどんどん細分化されてしまうため、次第に男女不平等・単族相続制になってしまいました。しかし当センターでは、先祖平等主義ですから、女性先祖も丹念に調べます。ただし、本姓は氏族(男系血統)を表すものですので、これは男女平等主義の範囲外です。
個人主義
「うちの先祖は農家だった」などというおおざっぱな把握はしません。先祖各人それぞれに個性や仕事がありました。実際に、最近の研究では、士農工商の固定身分制は存在せず、転職もよくあることだったことがわかってきたようです。そのため、先祖一人一人のプロフィールを丹念に調べています。
裏付け裏取り主義
当センターは、口伝やインタビューで得られた情報を鵜呑みにせず、できる限り裏取りを行い、確かな史的記述を行うことを行動原則としております(ただし、裏付けには限界があるため、どうしても史料的裏付けができないもの・しようがないものについては、そのまま家族史・人物事典に掲載せざるを得ません)。
事実主義
脚色(感動的なストーリーに仕上げる)や推測・憶測の類は、後々に誤解の種になりかねないため、書きません。本文には判明したことだけを淡々と記述します。ただし、裏取りができなかった仮説を脚注に記載する場合があります。
事務所所在地
東京事務所
本部。国会図書館、東京都立図書館(全国の郷土史の蔵書が豊富)、東京大学史料編纂所等東京近郊の史料調査活動の拠点です。
那須塩原事務所
那須地域を中心とした栃木県・南東北地方の調査活動の拠点です。
定休日
不定休です。