先祖調査を行っている各社の料金は、江戸時代初期までの過去400年間を対象とするコースは税込120万円前後で一律となっています。
しかし、料金の内訳を考えると、少しおかしいですよね。というのは、例えば、都内に拠点があって、依頼を受けて各地に現地調査をしに行くとすると、埼玉に車で調べに行くのと北海道・沖縄に飛行機で調べに行くのとでは交通費が全く異なります。にもかかわらず一律料金とすると、料金から交通費を差し引いた金額は、調査地が近い方が大きくなるわけで、調査地が近い依頼人にとっては負担が大きくなります。
他方、どんなに事前にネット等で調査を尽くした上で現地調査を行ったとしても、現地調査で得た史料を精査・分析するのは拠点に帰ってからであり、精査した結果、追加で必要な調査項目・資料が判明し、再度下調べをして現地調査を行う必要が出てくることが少なくありません。では現地で精査すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、当然その分の宿泊費がかかります。そして、大概の調査会社は、現地調査を数日間1回分としています。ということ、調査を尽くせていない可能性がそれなりにあるということですし、ご依頼人からすれば追加の現地調査をしてほしいというご要望もあるでしょう。
そこで、当センターにおいては、現地調査費用は実費とすることにいたしました。そうすることで、現地の距離の差についてご依頼人ごとに妥当な金額を提示できますし、調査回数についてもご依頼人のご希望に沿うことができます。
当センターでは、作業料金(30分2500円)とし、これに加えて交通費・宿泊費・入場料・資料代等の実費をお支払いいただくことになります(先払いとなります)。なお、作業料金については、基本的には資史料の分析・解読その他調査研究に要する時間対する報酬となりますが、史料のコピー・スキャン・撮影や自動車運転に要する時間等も作業に含まれます。